約 431,418 件
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/401.html
392 名前:【ss】感じていたくて 1/3[sage] 投稿日:2011/03/09(水) 02 18 06.42 ID et7XDszEO [2/5] 諸君、聞いてほしい。俺の名前は高坂京介、高校三年生で18歳だ。 俺には妹が居る、三つ下で中学三年生の15歳だ。 妹の名前は高坂桐乃、容姿端麗文武両道、俺とは完璧に出来が違う本物の優等生様だ。 あぁ、そのはずなんだが。目の前のこの光景は何だろう。 「お兄ちゃん、どうかしたの?」 俺の顔を覗き込むこの穢れの無い瞳はどうしたことだろうか。 そこには俺の記憶と違わぬ小学生時代の桐乃が居た。 ……何を言ってるか判らねーと思うが、俺も何が起こっているのか判らねー、頭がどうにかなりそうだ そんなアホなことを考えている俺の様子を眺めていた桐乃だったが、何か俺が苦しんでいると勘違いしたんだろう 「お、お兄ちゃん大丈夫?何処か痛いの?」 オロオロしながら、俺を気遣ってか背伸びして頭を撫でてくれている桐乃。 昔の妹のこの天使ぶりにお兄ちゃん正直泣きそうだ。 「桐乃ありがとう、お兄ちゃんは大丈夫だ。桐乃のおかげで後10年は生きていける」 「へ?」 よく判らないといった風に首をかしげる桐乃(幼ver)←かわいい 「ところで桐乃、その……なんで、そうなってるんだ?」 「どういうこと?」 またもや首をかしげる桐乃(幼ver)←超可愛い 「あっと、なんて言ったら良いのかな……」 いや、マジでどう聞いたら良いんだよ、下手な聞き方とかして桐乃恐がらせたりしたらマジ殺すぞ俺。 「えっと……桐乃は今日、なにしてた?」 「はぁ?…っじゃなくて…よく判んない!」 なんか今、凄く聞き慣れたフレーズが聞こえた気がするけど、気のせいだろう。目の前に居るのは桐乃(天使)だし、うん。 「おっ、お兄ちゃん!な、何だかよく判んないけど……大丈夫だよ!」 健気にも俺の不安を拭ってくれようとしてるのだろう。俄然ヤル気が出てきた。 「桐乃!絶対にお兄ちゃんが何とかしてやるからな!」 「いや、だから大丈夫なんだって、え?キャッ」 そう言って小さい桐乃の身体を抱きしめると、流石に驚かせてしまったのだろう。腕の中の桐乃はビクッと反応したかと思えば、遠慮がちに縋り着く様な距離感をとろうとしていた 「あ、ごめんな、いきなり」 「べつに……いい……ケド……」 「へ?」 一瞬目の前の桐乃から現代の桐乃の様な雰囲気を感じたがそんなわけがない、今の桐乃を抱きしめようものなら即殴られてるな…… 393 名前:【ss】2/3[sage] 投稿日:2011/03/09(水) 02 19 44.82 ID et7XDszEO [3/5] このやり取り以降は、桐乃をもとに戻すべく、色々試してみたが……結局のところ無駄だった。 幸い明日も休みのため、今日は諦め明日に回そうということにした。 寝支度も済ませ、後は寝るだけというとき、ここで問題が一つ。 今、桐乃を1人で寝かせるのはどうかということ。だが、今は小さくなっていても俺の中ではどうしても普段の桐乃のイメージが取れないということ。 このことから、どう寝るかという問題が沸き起こっていた。 もちろん最初はお袋にそのことを言ってみたのだが、ゴキブリを見る様な目でこちらを見て 「あんた、今のあの子に興奮するの?」 などと言われてしまった。 流石に傷ついた。勿論全力で誤解を解いて名誉を挽回したのは言うまでもない。 まぁ、なんだかんだで 「今のあの子、あんたを一番頼りにしてるみたいだから一緒に居てあげなさい」 なんて言われてしまった以上、桐乃を寝かすのは俺の役目なんだろう。 部屋で寝る準備をしてる桐乃を迎えに行くか…… 「おーい、桐乃寝るぞー」 「桐乃?入るぞー?」 部屋に入ると、こちらに背を向けてベッドの上でタコを抱きしめている桐乃の姿があった。 「桐乃?どうした?」 「ぉ、お兄ちゃん……」 赤い顔をしてこちらを振り返る桐乃、心なしか目も潤んでいる様な気がする。 「なんかあったのか?」 「……なんにも、無い……よ」 「そうなのか?寝るぞ、どっちのベッドが良い?ここか?俺の部屋のか?」 「うん……お兄ちゃんのが良い……」 「そうか」 タコを抱き締めながら、うなずく様に返事をした桐乃を連れて俺の部屋に連れていく。 タコを連れて来ていた桐乃はベッドの上でタコを抱きしめて横になっている。俺もその横になった。 「おやすみ、桐乃」 「おやすみなさい……」 目を閉じた桐乃の横で、俺は仰向けになって考える。 明日はどうしたや良いのか、どうするべきなんだろうか。 考えても一向に答えの見つからないまま、ふと桐乃の方に目をやると、先ほどまで抱かれていたタコは足元に追いやられ、何やら桐乃がこちらを見つめていた。 「どうした?桐乃、寝れないのか?」 「あのね……お兄ちゃん、寝るまでで……寝るまでで良いから抱きしめて、ギュッとして?」 なんだかんだで、周りが不安そうにしてるせいでコイツを不安させてしまっていたのだろうか 「ごめんな……これで良いか?」 394 名前:【ss】 3/3[sage] 投稿日:2011/03/09(水) 02 21 09.04 ID et7XDszEO [4/5] 「うん、ありがとう……ずっと……ずっとこうして欲しかったの……それに、これからも……お兄ちゃん……」 俺の胸の中でつぶやく様に桐乃が何か言っていた様だが、聞き取れなかった 程なくして穏やかな寝息をたて始めた桐乃を見届けた後、やがて俺も桐乃を抱きしめたまま眠りに落ちていった。 翌朝、目は覚めたが、昨晩桐乃が完全に寝付いたと思えるまで一応は起きていたため眠気が残っておりまだ意識が朦朧としている。 暖かい物と触れている感触があるあたり、まだ桐乃を抱きしめたままだったのだろう。 その柔らかく、自分の肩から足先にかけて密着する感触が有ることに違和感を感じる。 その違和感の正体を探るべくして、朦朧としていた意識を揺り起こす。 はっきりとしてきた視界に見えたのは、ライトブラウンに染めた髪の美少女。 高坂桐乃15歳である。 桐乃の伏せられたまぶたがゆっくりと開き、俺たちの状況を把握するまでの数十秒間 今、身体を絡ませる様に抱きしめている状況をどうにかしようと思った所で俺の平凡な日常は返って来た様だった。 おわり -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/516.html
272 名前:この先への決意【SS】[sage] 投稿日:2011/04/03(日) 23 05 33.62 ID 5bDLuCa9O http //loda.jp/anisen/?id=548.jpg から気楽な妄想のつもりだったけど、他スレの8巻話に影響うけてます ※※※ 「こら!待ちなさい!!」 黒猫が叫ぶが、あたしは構わず下猫ちゃんを抱っこして走り去る。 「きりのおねえちゃま、これからどこへいくんですか?」 「デュフフwww どこ行こうか下猫ちゃん♪」 と、その時 「桐乃さん、ストップ!」 この声は、中猫ちゃん? ※※※ 近所の公園のベンチ 「もう、桐乃さんたら強引なんだからあ」 「ごめんごめん、ちょっとあいつを驚かせてみたかっただけ」 「だいたい、こんなことしなくても、あたしたちはもっと身近な関係になるかもしれないのに」 「それって……」 「ルリ姉と高坂くんが付き合えばね」 「ねえさまとにいさまがけっこんすれば、きりのおねえちゃまともしんせきになれます」 「それは駄目っ!!」 あたしは思わず大声をあげていた。 「桐乃…さん?」 「おねえちゃま?」 びっくりしてしまってる妹ちゃん達 「ゴメン、驚かせちゃって。 でも、駄目なの。どうしても、兄貴があの子と付き合うのは駄目なの……」 溢れる気持ちは、しまいには言葉にならなかった。 「桐乃さん。よかったらきちんと訳を聞かせてほしいな。」 「きりのおねえちゃま、ないちゃだめですよ。はい、ハンカチをどうぞ」 あたしは下猫ちゃんが差し出した、こめっとくんが刺繍されているハンカチを受け取った。 ※※※ 下手にごまかしても仕方ないだろうから、あたしは正直に、兄貴への思いを二人に打ち明けた。 「そうかあ、桐乃さんも、高坂くんのことが大好きなんだね」 「うん」 「にいさまは、きりのおねえちゃまがにいさまをすきなのを、しってるんですか?」 「あたしにも、よく分からない。だから正直ね、不安でたまらないの」 「私は妹だから、ルリ姉が幸せになってほしいと思う。 だけど、もしも、高坂くんがルリ姉を振って桐乃さんを選ぶなら 私は高坂くんの意志を認めるつもり。 だから、桐乃さんには、素直に高坂くんへ想いを伝えてほしいと思うなあ。 そして、決着がついてもその後は恨みっこなしで、って難しいかな?」 「ねえさまときりのおねえちゃまの『こいのたいけつ』ですね」 「ありがとう。二人と話したおかげで、だいぶ楽になれた」 「でも桐乃さん、ルリ姉とやり合うならそれ相応の覚悟が必要だよ。 妹やってるから分かるけど、ルリ姉が底力を出すと、ほんと凄いからね」 「ねえさまは『ないとめあ』ですから、きりのおねえちゃまは『めるる』になってたたかうといいです」 「うん、わかった…ありがとう」 二人の優しさにあたしはまた、泣きそうになった。 ※※※ 二人を見送りながらあたしは自分に言い聞かせる。 「あたしは素直に、正直になって、精一杯頑張る。そして、 高坂桐乃は絶対、絶対に負けないから」って… -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1853.html
537 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/01/18(土) 15 53 03.27 ID 1vKTDAOL0 むしろきりりんはエロい 538 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/01/18(土) 16 15 17.62 ID VKHobQJx0 京介はもっとエロい 539 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/01/18(土) 16 35 15.92 ID OI85IjAG0 ヽ 小 八/ えっと、高坂京介さん……でしたっけ? } | 、 __ いえ、彼ね。別に妹のおっぱいやケツを触ってるわけじゃないと思うんですよ。 _____,厶リ \ ──' / たまたま彼の手におっぱいやケツが当たってるっていうか……吸い寄せられてるっていうか。. / <∨ 丶、 えっ、それだと迷惑なんじゃないかって?〈 \ ` ァ≦‐-、 いやいや!彼よろこんでると思いますよ?うん、すっごく! 二ニ=- \ / ヽー‐-、'´ \ \ \ {\_\ \ } ※プライバシー保護のため音声を変更しています。 540 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/01/18(土) 16 50 08.31 ID kq7MijR20 [3/4] } i ..∨ i / ,. ., /. ..ィ' リ __.. 彡 | .`ト\ ′ / i /レ' ./ .{.人 __ `¨¨´ } | . 人 ≦ ´ノ} . . | .i`¨¨´ ノ. | Vi \ (_ヽ / . ′|| ,/⌒ヽ マニ介 i . . イ . . . . i i! .{ えっと、高坂桐乃さん……でしたっけ? 〃 ‘, マ≧ヒ}  ̄ ´ .小 . . | { . ‘, いえ、彼女ね。別に兄におっぱいやお尻をわざと見せ付けてるわけじゃないと思うんですよ。 .′ ‘, マ= {乂_ {`廴fニ| |》 ┴ 、 たまたまアイツがおっぱいやお尻のよく見えるところにいるっていうか……吸い寄せられてるっていうか。 { ___ 小 廴{{ `ヽ ァー一' 《/,| i |》 ‘, えっ、それだと迷惑なんじゃないかって? /´ 一 ― ミ‘,マニミ 、 __ Y_} . |フ __}_ いやいや!彼女よろこんでると思いますよ?うん、すっごい、すっごい嬉しい! {/ 小 i ` 二´ - ミ 、 __匕}i jフ-≦ 一 } ※プライバシー保護と言いたいところですが音声を変更しておりません。
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1052.html
743 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 09 39 28.10 ID SCr4BCkB0 [1/13] おはようきりりん。 今日は川柳発祥の日だけど、8/19に俳句の日をやっちまったからもうネタがないぜ。 けど一句だけ置いておこう。 きりりんは 毎日兄貴の 夢を見る 774 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 14 03 10.87 ID DOiTZJS3O [4/9] 【俺妹】高坂桐乃 高坂家 庭に加奈子の 70の果て(成れ) 776 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 14 11 35.43 ID I0O/QWCw0 [3/4] 774 2011.8.25 12 17 千葉県千葉市の住宅の庭に、うへぇ化した人の首があるのを 住人の女性(15)が発見し、24日までに警察に通報した。 千葉署によると、通報は24日午後。見つかったのは全身で 少女向け人気キャラクターの衣装を着け、全身がうへぇしていた。 小学生から中学生の女性と推測されている。 同署が身元の確認を進めるとともに、事件性の有無を調べている 780 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 14 33 52.28 ID SCr4BCkB0 [6/13] 776 全身がうへぇ化ってなんなんだ。 うへぇ化したら埋まるのか。 埋まった後にうへぇ化したのか。 782 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 14 39 16.74 ID wISDgefW0 [1/6] 775 >見つかったのは全身で いやまて、それ何か色々おかしいw 788 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 14 57 17.40 ID I0O/QWCw0 [4/4] 780 782 こういうことだったらしいですよ。あやせ通信の記事ですけど・・・ 加奈子の断末魔の叫び観測 日本実験棟きぼうで (あやせ通信) 加奈子が高坂兄妹のピンク空間にのみ込まれる瞬間の“断末魔の叫び”ともいえる 「うへぇ」という現象を、日本時間24日午後初めて観測したと、 日米などの研究チームが25日、英科学誌ネイチャーに発表した。 観測は、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」に設置した 全地上うへぇ線監視装置「UHEXE」と、米航空宇宙局(NASA)の衛星「リア」で実施。 [ 2011年8月25日6時36分 ] ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/54.html
886 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 23 55 59 ID zy//xcYS0 京介「はあ?15?」 桐乃「そ、15の語呂合わせ」 京介「なんで俺がそんなことしなきゃなんねーんだよ」 桐乃「いいじゃん、どうせ暇でしょ?」 京介「暇じゃありません。学生の本分は勉強です」 桐乃「うっさいなぁ……これも勉強だっての! 年号とか語呂合わせで憶えるじゃん? そういうのの練習! 分かった? ならさっさと考える。あ、15の他にあたしの名前入れてね」 京介「なんでお前の名前入れなきゃならないんだよ…… そうだなぁ……高坂桐乃は15(囲碁)の名人、とか?」 桐乃「ワケ分かんないし?」 京介「ゴロ合わせってそんなもんだろ? ウグイスは平安京じゃなくても鳴くしよ」 桐乃「アンタ、あたしの事どう思ってんのよ? 囲碁? ふざけんなっての!」 京介「じゃあ……15(苺)大好き高坂桐乃、とか」 桐乃「ダメ、全然ダメ。イチゴは嫌いじゃないけど、そういう問題じゃない」 京介「じゃあお前が手本だして見ろよ。俺の名前で」 桐乃「なっ……」 京介「なんだよ、お前だって出てこないじゃん」 桐乃「べ、別に出るし!」 京介「じゃあ言って見ろよ!」 桐乃「……高坂京介は15(卑語)大好き」 京介「俺どんな変態!? どんだけエロゲ脳なの!?」 桐乃「高坂京介はセクハラで15く(投獄)?」 京介「フザケンな! いくら妹でも言っていいことと悪いことがあるぞ!」 桐乃「は? 凄んでも全然怖くないし? だってアンタってさ…… ……なんだかんだ15(言いつ)つも妹大好き、じゃん?」 京介「おまっ……ちっ……確かにそうかも知れねーけどよ……」 桐乃「なっ……も、もういい! アンタに期待したあたしが馬鹿だった。 15(以後)聞かないから、もう部屋に戻っていいよ。バイバイ」 京介「へーへー。妹大好きな俺様はそんな理不尽な命令にも従うのであったマル」 ガチャ 桐乃「だ、だ、だ、大好き?!!? いま、大好きって言った!? 兄貴、あたしの事大好きって言った? ものすごくナチュラルに言ったよね? 「妹大好き」ってあたしに向かって……キモッ!! な、何ナチュラルに告白してきちゃってんの? あたしの心のセントラル撃ち抜いてどうするつもり? センチメンタルにするつもり? きも! 超キモ! シスコン宣言キモ!! そんな事でときめかないっての! 全然、心臓バクバクしてし、ときめいてないから! お、おちつけ私、取り敢えず兄パン嗅ごう……スンスン……ふう……昨日の内に補充しておいてよかったぁ。 本っ当、馬鹿兄貴どうしようもないわね。15っていったら「俺の妹はさ15(最高)に可愛い」ぐらいデフォでしょ? 囲碁って何よ、囲碁って? 神の一手でもあたしに目指せっての? ウザッ! エロゲタワー詰んでるから、囲碁も詰めるって? 馬鹿じゃん? アンタ一人攻略できないあたしにそんなのできないし。 碁石握る前にあたしを握ってよ……天元に石置く前に、あたしの身体を天元突破しちゃいなさいよ! ……スリスリ……はあぁぁ、兄貴の座っていた座布団……まだ温かいよぉ……何この布石? 兄貴何仕掛けちゃってんの? 兄貴、妹囲碁で棋聖目指すわけ? 都条例で規制されそうになってるのに、あたしの身体に兄貴の気勢うたれちゃう!? 変態っ! 兄貴変態すぎ! 兄貴ってば本因坊まで獲って、妹に本淫棒見せちゃうの? どんだけ鬼畜!? トチ狂った? 兄貴ついにトチ狂って、妹のとちおとめペロペロしちゃった? ストロベリーでベリー愛しちゃった!? わ、わかってんの? それもう単なるいちご詰みで終わんないんだからね? 妹摘んじゃったら犯罪なんだから! ど、どうせ憶えてないと思ってるでしょ? あ、あたしは兄貴のことなら一語一句憶えてるから! いちご摘まれたって忘れないから! 堪能すればいいじゃん! 妹のいちご堪能すれば? 甘酸っぱい女子中学生モデルの味楽しんじゃえば? アンタが変態なんて分かりきってるんだから。あ、アンタ、あたしをトロトロにしちゃう気なんでしょ? あたしを溶かしていちごジャムにする気なんでしょ? アンタのジャムをあたしに注ぎ込むつもりなんでしょ? 最後にはあたしの薬指にジェム填めちゃう気なんでしょ? キモッ! キモッ! 給料三ヶ月分とかウザッ! 妹に婚約指輪とか真性の変態! シスコン弾けすぎ! シス婚しちゃえばいいじゃん! もうシス婚でいいじゃん! ハァ…ハァ……15(いつ)でも待ってるからね……兄貴……」 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/14.html
2ch アニキャラ個別板、高坂桐乃スレ用 SS 保管庫です。 ○作品についての注意点 読者が不快感を持つと思われる内容や表現(いじめ・虐待・グロetc)を含むものや、 R-18 に該当する作品は投稿を避けてください。 上記に該当すると判断した場合、削除の対象となる可能性があります。 ○投稿する際の注意点 基本はスレから抽出した SS の倉庫となりますが、新規で投稿して頂いても構いません。 ただし総合スレではありませんので、桐乃と無関係な作品はご遠慮下さい。 ○タイトルについて 基本、投稿者によるタイトルがあれば、それを遵守して下さい。 ただ多くの場合、スレへの SS は無題(タイトル無し)で投稿されています。 そのためそれに従えば「無題:xxスレ目 xxx」となってしまいますが、 これではページを開かない限り内容がわからず、閲覧する側からすれば不便です。 そのため投稿者によるタイトルが無い場合でも、内容を連想できる単語などを用い、 適度にタイトルを付けて頂ければ幸いです。 例)クリスマスにデートする内容 → クリスマスデート ○この手法の問題点 閲覧者の利便性を高める反面、投稿者の意図しないタイトルとなってしまう可能性があります。 しかし、この問題を両立させることは難しく、閲覧者のことを考慮すると、 どうしても利便性を重視せざるを得ません。 投稿者の方々には、そのことご理解頂ければと存じます。 投稿者以外がタイトルを付ける際は、そのことを十分に考慮し、 投稿者への敬意を忘れずにタイトルを考えるようにしましょう。 また、不快に感じるタイトル、またはより良いタイトルがある場合、 各自(投稿者含む)で一覧を修正して頂き、新ページを作成して頂ければ幸いです。 ○基本的な SS 投稿方法 左メニューの「SS一覧xx-xx」をクリックし、左上の「編集 → このページを編集」をクリック ↓ 編集モードで既存の形式と同様に「タイトル:xxスレ目レス番号」と記述し、ページ保存 (直接投稿の場合は「xxスレ目レス番号」部分を「直接」や「オリジナル」などに) ↓ 新たに追加されたリンクをクリック、リンク先で「テキストモードで作成する」をクリック ↓ SS をコピーしてページ保存 ○挿絵について 2010年12月31日現在、wiki への画像アップロードはログインユーザしかできません。 挿絵を挿入したい場合はアップローダーへ画像をアップロードし、管理人にご連絡下さい。 特に理由が無い場合、挿絵の幅は 560 pixel まででお願いします(iPhone 対応のため)。 挿絵のファイルは該当 SS のページに直接アップロードして問題ありません。 また、元絵(オリジナルサイズ)を該当 SS のページに追加(アップロード)するのも問題ありません。
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1606.html
SS『練習中』 桐 「それじゃあ行ってくるわね」 「うん。行ってらっしゃい」 お母さんを送り出すと、家の中にはあたし一人。 京介は模試を受けに行ってるし、お父さんは急に仕事が入ったみたいだ。 家にはあたし以外、誰も居ない・・・ こんな時、これまでだったらエロゲーを自由に出来る時間が出来たと喜んだものだった。 と言っても、エロゲーをやめたわけじゃない。 今だって、攻略中のエロゲは色々残っている。 特に最近発売されたばかりの妹ゲー『ないしょのないしょ!』なんて、マジヤバイ。 ちょっと大人びた感じのはーちゃんと、天真爛漫な恋ちゃん♪ 二人とも“ちょっとちっちゃな18歳以上”なんだけど、これがもう、可愛すぎて可愛すぎて! 毎日毎日、えっちなお風呂とか、えっちなおねんねとか、えっちなおゆうぎとかっ!!! なんであたしにも妹が居なかったのかと・・・っ!!! ・・・まあ、それはそれとして・・・・ とにかくエロゲーをする時間くらいは何とか作れるわけで、今は、エロゲー以上に難しい事をしないといけない。 それは、家の中に誰かが居たら出来ない事で、あたしにとっては何よりも難しい事で・・・ はっきり言って、あたしがこんな事考えなきゃいけないのは、全部あいつが悪いからだ。 京介があんなだから、あたしがこんなに悩まないといけないわけだ。 そう考えると、とてもムカついてきて、エロゲーに逃げたくなってしまうけど・・・ でも、今は我慢だ。 せっかく、久しぶりに出来たこんなチャンス。決して無駄にはしたくない。 誰かが帰ってくるまでにしっかりと練習をしておくんだ。 だ、だから・・・ だから・・・っ! 「っ・・・す・・・き・・・!!!」 小声で・・・誰にも聞こえないくらい小さな声だったのに、あたしの心臓は、ばくばくと拍動して、 あたしの顔も、信じられないくらい熱を持ってしまう。 あいつの顔を思い浮かべて、ちょっと口にしただけなのにっ! 「~~~~~~っ!!!」 頭の中が真っ白になって、ベッドに飛び込んで毛布を被る。 恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしい!!! ベッドの上を転げまわっても、あいつの顔が頭から離れない。 ちょっと、照れくさそうにして、あたしに微笑んで、『桐乃、大好きだよ』って!!! だ、だめっ、死んじゃう。あいつにそんな事言われたら、あたしっ・・・! (カチッ・・・) 「!?」 不意に聞こえてきた何かが動くような音に、あたしの心は一瞬で現実に引き戻される。 まさか、お母さん、まだ出てなかった!? でもっ!小声だったし!『京介』なんていわなかったしっ!!! (カチッ、カチッ・・・) 音は、冷静になった分、さっきよりはっきりと聞こえてくる。 あたしのすぐ目の前から、規則的に、ほぼ一秒刻みで・・・ (カチッ、カチッ・・・) 恐る恐る毛布から出て行くと、目の前には昔から使っているアナログ時計。 (そっか、秒針の音だったんだ・・) 安堵すると共に、やり場の無い怒りが湧き上がってくる。 (なんでこう、あたしの邪魔をするのかなあ?せっかくいい感じの想像・・・) 今度は、自分自身の言葉が突き刺さる。 そう・・・『想像』・・・ 所詮、あたしのやってるのは、想像に過ぎない。 練習なんて言っていても、結局は京介次第。 あいつがあたしのこと、『妹』としか思ってなければ―――『普通に』考えれば、当然そうなんだけど――― あたしは、単なるキモイ妹。現実と二次元を混同した、痛いだけの妹にしかならない・・・ だから、多分、こんな事をしても無駄。 そもそも、こんな事言われたら、きっと迷惑。 でも、それでも・・・ あたしがあいつのこと、京介の事を好きだってコトだけはきっと真実。 だから、そんなチャンスが無くても、練習だけはしておかないと・・・ (でも、それなら、さっきみたいな中途半端はダメじゃん?) あいつにあたしの本心が伝わるように言わないと・・・ でも、それがあたしには難しい。 あいつ以外の人には、伝えたくなくても伝わっちゃうっていうのに・・・ 「ちょっと、目先を変えてみようか」 あたしは、誰にでもなく、そう口にした。 そもそも、あたしが言葉に詰まるのは、あいつの顔を思い浮かべてしまうからなのだ。 そして、そうじゃなければ『好き』なんて言葉だって言えるはず・・・ あたしは、去年の秋の初めを思い出す。 あたしはあやせと対峙して、そして・・・ 「だって好きなんだもん。好きなものは好きなんだもん。 あんたのことも、エロゲーと同じくらい好きっ!!」 ほら、簡単に言えた! (カタッ) また、何かが動いたような音。 今度は京介の部屋から聞こえてきた気もするけど、どうせ時計か何か。 ちゃんと片付けない京介のコトだから、物が滑り落ちた可能性もある。 とにかく、やっぱり、言える。ちゃんと『好き』っていう事が出来る。 ・・・でも、京介に向けての『好き』じゃない・・・ 京介の事は、エロゲーより、ずっと好き。 あやせよりも、加奈子よりも、黒猫よりも、沙織よりも、リアよりも、ランちんよりも、 お父さんよりも、お母さんよりも、あたし自身よりも、もっとずっと。 でも、どうすれば、こんな気持ちが伝えられるだろう? 『嘘を吐かずにケリを付けて欲しいな』 親友から言われた言葉を思い出す。 あやせも、黒猫も、櫻井さんも、麻奈実さんも、たぶん加奈子も・・・ 自分の気持ちに嘘を付かず、京介に、その思いをぶつけてきた。 『遠慮なんてしねーぜぇ、だってぇ、ダチだもんよ!』 加奈子みたいに遠慮なんかしないで・・・ 『気持ち悪いって感じると思う』 気持ち悪くたっていいんだ。 あたしが・・・高坂桐乃だっ! 目の前の布切れをつかみ、大きく息を吸い込む。 「超いー匂いっ!感動したっ!最っっ高の気分!ぜんぶ、ぜんぶ、あんたのせいっ! 高坂桐乃は!高坂京介のことが!だいっ好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 (ザクッ) 言えた・・・ やっと詰まらずに言えた・・・! ちょっと情けない言い方だったかもしれないけど、それでもちゃんと言い切れた。 きっと、今度はもっと上手く言えるはず。本番では、もっと、ずっと。 これで・・・これで、やっと、全ての事にケリをつける準備が出来た事になる。 あたしの兄貴との物語を終え、きっとあたしと京介との物語が始められるように・・・ 「京介。だいすき・・・」 End. ところで、この後消費した兄ぱんの補充に京介の部屋に入ったんだけど・・・ なぜか、京介の机の上に包丁が突き刺さっていたんだよね。 あれ、いったい、何だったのかな? ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/229.html
194 名前:ゆびきり【SS】[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 04 37 52 ID j6K8YrcTO [1/2] 久しぶりに中央公園に行ったら「大声コンテスト」が開かれてた。 あたしも諸事情で心にモヤモヤを抱えてるので、大声を出してすっきりしたかったから、飛び入り参加することにした。 子供の部が始まったようだ。 「私は、お兄ちゃんのことが、大すきです」 「お兄ちゃん、いつもありがとう」 うわあ、リアル妹ちゃんたちマジカワイイ! 素直に自分の気持ちを出せてうらやましいな。 でも、なんかさっきから妹ちゃんから兄貴へのメッセージばかりのような・・・ あたしが感じてた違和感はその後さらに増幅していった。というのは、そのあとの参加者のセリフが 「みんな二人のことを応援してるからね」 「兄貴しっかりしろよ!」 「たった一人の妹を泣かせたら承知しないぜ!」 「結婚式には招待してくれよ」 「俺の翼とか絶対ありえん!」 こんなのばっかりだったからだ。 しまいには 「きりりんは兄貴の嫁!」 とまで叫ぶ人も出る始末。 (ちょ、何コレ・・・) 嬉しいやら恥ずかしいやらであたしの顔は真っ赤になっていった。 「高坂桐乃さん、出番ですよ」 ハッと我に帰る。どうしよう、何を言えばいいのか全く頭になかった。 ふと、誰かがあたしのことをつっつく。見るとそこにいたのは、えっ?小学生のあたし??? 「あのね、京介お兄ちゃんは、桐乃といっしょで、 とても恥ずかしがり屋さんだから 自分からは、桐乃がすきだよって言いにくいと思うの。 だから、がんばって桐乃からお兄ちゃんに告白すれば きっとお兄ちゃんも桐乃がすきだって言ってくれるよ」 そう言うと小学生のあたしは、あたしの手をとってステージに引っ張る。 とうとうステージについた。周りの人たちはみんなニコニコしながらあたしのほうを見てる。 「こんなにたくさんの人たちが、桐乃のことをおうえんしてくれてるんだよ。 みんな桐乃の幸せなすがたを見るのがうれしいんだって。 じゃあ、あたしはそろそろ帰るね。」 そう言うと小学生のあたしは、とてとてと走りかけたが、何を思ったかまた戻ってきた。 「桐乃ががんばってお兄ちゃんに告白できるように、約束のゆびきりをするね」 そう言って小学生のあたしは、小さな指をあたしの指に絡めてきた。 「ゆびきりげんまん、うそついたら針千本のます、ゆびきった」 「約束だよ。じゃあね」 小学生のあたしは小さな手を振るとステージから走りさって行った。 (ありがとう、小学生のあたし) あたしは意を決して、深呼吸をした・・・ ※※※ 気づいたらあたしは自室のベッドの中にいた。 やっぱり夢だったか・・・ でも、小学生のあたしと指切りをした感触は、なんとなく残っている気がする。 (さて、ゆびきりもしたし、せっかくだからコンテストで優勝できるような とびっきりの告白を考えようか) カーテンを開く。今日の空みたいに雲一つなくってわけにはいかないけど あたしの心のモヤモヤは、もうかなり薄れていた。 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/892.html
469 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/02(土) 19 32 44.32 ID dz3bg84R0 [7/13] ttp //s.cyrill.lilect.net/uploader/files/201107021932130000.jpg 486 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/02(土) 19 40 42.86 ID dz3bg84R0 [10/13] 480 去年の夏コミなんだよね ttp //ascii.jp/elem/000/000/543/543193/index-2.html 497 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/02(土) 19 50 29.10 ID PiSSxdHeP [3/3] 469 / ̄ ̄丶 厶ィ//レヘハ . ヽピд゚ノ″ガタッ . /L 丱|フヾ ___(フ|ラ/ ̄ ̄ ̄ ̄/_ . \/ / 532 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/02(土) 20 18 05.70 ID lnwvaIVk0 [3/5] 469 【SS】抱き枕カバー 「なんっ!?な、なな、なんじゃこりゃあああああ!?!?」 俺は絶叫した。そりゃもう叫んださ。 たまたま、気紛れで妹の名前とかを検索したら、たまたま偶然、新しいスレになってるのを発見して、他にすることも無いから仕方なく暇つぶしに覗いたんだ。 そしたらコレだよ。 『”高坂桐乃”抱き枕カバー』 そこにはあられもない姿でこっちを睨みつけてくる我が妹様の御姿が……なんと神々s、じゃなくてだな! 「ふっ、ふふふ、っざけんなよ……く、くそ、俺は、俺はどうしたらいい?」 ほんのちょっぴりだけテンパりながらも、俺の頭は近年稀に見る速度で解決策を叩き出していた。 よし、協力者を仰ごう! ←他力本願 ……だってしょーがねーだろ?相手は企業だ、一介の高校生に何ができるってんだ。だがな 何もせずこんな抱き枕カバーを見過ごすことなんてできねぇんだよ! 俺は桐乃のこんな姿放っておくわけにはいかねぇ!こんな、超ッ眼福な……じゃなくて、 そう!こんな姿を家族以外に眼福していいはずが無い! そう、そう言いたかったんだ、うん。 「というわけで親父、こいつを見てくれ」 「…………このことは忘れろ」 「忘れられネェよ!?しっかり脳裏に焼き付けたわ!……って、そうじゃなくて!何でイキナリ『忘れろ』なんだよオカシイだろ!?」 「ふん……とうとうおまえも見つけてしまったか……」 「なっ……!」 どういうことだ……?親父は、この抱き枕カバーのこと、知ってたって言うのか……? 「京介。おまえはコレを見て、どうしようと思った?」 「……親父に協力して貰って、その……さ」 「言ってみろ」 「……。……発禁にするか、それができなけりゃ全部買い取ろうと思った」 「………………ふん」 「だってしょうがねぇだろ!?こんなの……こんなのさ、見過ごせるかよ!もし、もしも変なヤツの手元に渡ったらと思うと俺っ……!」 ちょっぴりマジ泣き入った俺に、親父は意外なほど優しい声色で、呟くように言った。 「……安心しろ。手は打ったからな」 「ほ、本当か!?」 「あぁ。発禁は無理だったが、信頼の置けるとあるスレ住民などに協力を仰いでな。全て買い取らせた」 「!?……お、親父……」 ……聞いたか?なんてこった。なんて親バカだよ、なんて行動力だよ、なんて……最高の親父なんだ。 「ありがとう、親父」 「……ふん」 「ところでさ、もう一つだけ聞きたいことができたんだが」 「…………言ってみろ」 「親父も持ってるのか?」 「絶対にやらん!!!!!!!!」 っふ……いいぜ、最高の親父殿。今夜は魂を賭けた男と男の闘いだ! -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/370.html
153 名前:願い事【SS】[sage] 投稿日:2011/03/01(火) 00 51 55.99 ID BkmJyDxVO [1/2] 「あら、みんなでこれからお出かけかしら?」 あたしたち4人が家を出ようとした時、丁度入れ代わりにお母さんがかえってきた。 「お邪魔しておりました。丁度帰宅するところですが、お二人に途中まで送っていただける事になりまして」 沙織が説明する。 「そうだったの。それなら京介、ついでにお願いがあるんだけど」 「どんな用事?」 「ほら、桐乃がアメリカに行ったしばらく後に、神社にお参りに行ったじゃない。 桐乃の無事を祈って、絵馬も書いたでしょ。で、無事に桐乃が帰ってきたから御礼のお参りをしてきてよ」 「へえ、みんなが絵馬に何て書いたか興味あるなあ。お参りついでに見てみようかな」 …あいつは何て書いたんだろうか?ちらっと横を見ると、なぜかあいつは急にどぎまぎしだした。 これはますます気になる…なんて思ってたら 「桐乃も出発直前に絵馬を書いてたんだってね。隣の奥さんが教えてくれたわ♪」 ヤバイ、あたしも書いてたんだっけ。てか、あたしのほうこそ見られたら、ちょっとマズイじゃん! 「じゃあお参り行ってくる」 「あ、あたしも」 あいつとあたしは相次いで神社に向かって駆け出した。 「それではあたしたちも」 「どうもお邪魔しました」 沙織と黒猫もあたしたちの後を追って駆け出してくる。 ※※※ 神社についたあたしたちは早速絵馬の奉納所に向かう。 「拙者たちもお手伝いするでござる」 「こんなに慌てるなんて、どんな悪魔の書が拝めるのか、愉しみだわ」 「…あ、あった」 先にあたしが家族みんなの絵馬を見つけた。どれどれ… 『桐乃が、何事もなく日本に帰国できますように 高坂大介 桐乃が、アメリカで怪我することなく活躍できますように 高坂佳乃 桐乃が、早く無事に帰ってきますように 高坂京介』 「へえー、あんた、神様に願掛けするくらいあたしに早く帰ってきて欲しかったんだー さすがシスコンを拗らせてるだけの事あるじゃん!」 「…書く内容が思いつかなかったから、親父のを参考にしただけだけどな。 それじゃ、用事あるから先に失礼するぞ」 兄貴は気まずくなったのか先に神社を後にした。 口ではいつもみたいに言っちゃったけど、あたしはちょっと嬉しかった。 あいつがアメリカに来る前からあたしを心配してくれてたのが分かって、嬉しかった… ※※※ 「ほほう、これがきりりん氏の絵馬ですな」 すっかり忘れてた、あたしの絵馬のこと! 「見せてごらんなさいな」 『初志貫徹! 高坂桐乃』 「あなたらしいと言うか、物凄く勢いのある大きな字で書いてあるわね」 「おや、隅にも何か書いてありますぞ。ええと、『しばらくあいつの顔見れなくて寂しいけど、頑張る』」 「あら、この『あいつ』って、誰のことかしら?」 「忘れた。別に、誰のことだっていいじゃん…」 「きりりん氏、本当は『あ・い・つ』じゃなくて『あ・に……」 「違う、違う!!じゃああたしも帰るから!」 あたしもいたたまれなくなって神社を後にした。 「やれやれ、神社まできてとんだ茶番劇を見るはめになったわね」 「きりりん氏といい、京介氏といい、本当に似た者兄妹ですなあ、ニンニン」 -------------